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3.スポーツ器具

原則

スケルトンは、2つのランナーを有しているそりである。
そりを推進する方法として、スケルトンドライバーの押す力と重力だけが認められている。
操縦及び制動の補助装置は禁じられている。
傷害の原因となるおそれのある突出したナット及びボルトは禁じられている。
スケルトン上のいかなる水力学的及び空力学的な装置も禁じられている。
そりの製作者は、ボブトラックで繰り返し行われる滑走の圧力にそりがダメージを受けることなく耐えられるように製作する責任がある。
FIBTルール上、"スチール"とは、鉄及び鉄(Fe)が50%を超えて含まれているカーボンの合金を意味する。

3.1. 構造

本文の内容は守られなければならない。図面、図表、図形に示された寸法は、義務付けられている。

3.2.W構造フレーム”及びWサポーティングボディーWは、スチールでできていなければならない。WフレームWは、一つの水平板として切れ目のないラインになっていなくてはいけない。

水平面に対する最大誤差(フレームのつなぎ目等において、つないだ部分が平らになるように作るくぼみの深さ)は4mmである。2つの縦のフレームレールは、切れ目のない一つのスチール(最小で幅30mm、厚み5mm)で構成されていなければならない。2つの横のフレームレールは、切れ目のない一つのスチール(最小で幅25mm厚み3mm)で構成されていなければならない。フレームレールのコーナーの接合部は、しっかりと固くレールどおしが接合されているか、ランナーサポートに接合されていなければならない。この接合部は、溶接あるいは接合部1ヵ所につき少なくても2つのねじ止めがされていなけばならない。
前部の横のフレームレールは、ランナーサポートの近くに装着されていなければならない。
ランナーサポートの前端から前部の横フレームレールまでの最大距離は8cmとする。後部の横フレームレールはランナーサポートの近くに装着されていなければならない。ランナーサポートの後端から後部の横フレームレールまでの距離は最大3cmとする。

3.3.WベースプレートWは一片からなってなくてはならず、分断されていてはいけない。プラスチック製でもよい。ベースプレートの形は、全て凸型でなくてはいけない。(許容されるくぼみの大きさは、最大で30cmにつき3mm)

フレームとベースプレートは二つの別々のパーツとなっていなくてはいけない。(ベースプレートでフレームを包んではいけない。)この二つのパーツは溶接、接着、鋲うちあるいはねじ止めによって接合してよい。
例外: a)ランナーブロック、ランナーボルト及びランナーのための開口部
        b)ランナーポストホルダー(ランナーポストガイド)の補強のための開口部
        c)バンパーブラケットのための開口部
        d)上から見た前端部において、前端から8cmの範囲内のもの

3.4.WランナーブロックW及びWランナーポストWは、ランナーに溶接されていなければならない。

WランナーサポートWは、そりのフレームに不変に接合されていなくてはいけない。
ランナーは、ランナーサポートに直接据え付けられなくてはいけない。
ランナーポストホルダー(ランナーポストガイド)は、最大幅25mm、最大長45mmとする。

3.5.WサポーティングボディーWは、ベースプレート上でフレームに固定されていなくてはいけない。

3.6.ばね、ゴム、ゴム類似品あるいはエネルギーを吸収する物質をランナーのサスペンション、フレーム及びそりのその他の全ての部分に使用してはいけない。

例外:  − サポーティングボディーとフレームの結合
        − ベースプレートとフレームの結合
        − 付加するおもりを固定するための結合
        − サポート部の表面とサポーティングボディーのパッド

3.7. 重量

 - そり及び器具含む選手の重量は115kgを超えてはいけない。(女子は92kg)
 - そりの重さは43kgを超えてはいけない。(女子は35kg)

そり及び器具を含む選手の重量が115kg(女子は92kg)を超えている場合、そりだけの重量は33kgを超えてはいけない。(女子は29kg)
重量が少ない場合おもりを付加してもよい。おもりはそりにしっかりと固定されていなくてはならない。選手の体におもりをつけることは禁じられている。

3.8.  寸法

 - そりの長さ: 80cm〜120cm
 - そりの高さ: 8cm〜20cm
 - ランナーの中心から反対側のランナーの中心まで: 34cm〜38cm

3.9.  ランナー

ランナーは不変の化学合金である鋼鉄で、同質の1個のものでできていなければならない。
スチールの半径は固定ストラップジョイントの所まで16mmなくてはいけない。(−0.3mmまでは認められる)
ランナー内の溝は氷面を傷つけない形状に製造されてなくてはいけない。
溝の深さは滑走面から計算して2mmを超えてはいけない。

3.10. ハンドルとバンパー

そりにはしっかりした"ハンドル"がついていなくてはいけない。ハンドルはそりの両端に付いていて、柔らかい物で覆われていなくてはいけない。そりの"前部"の両側には特に安全なバンパー(バンパーブラケット)がなくてはいけない。ランナーの外側エッジからブラケットの外側エッジまでの最小距離は7cmである。バンパーの最小長さは12cmである。
前部のバンパーは、サポート部表面のパッドから、高さで1.5cmを超えてはいけない。
前部のバンパーは、いつでも調整が可能であるようベースプレートから十分に張り出していなくてはいけない。

"バンパー(バンパーブラケット)"は、前述した部品と同様安全でなくてはならず、サポーティングボディーからそりの"後端"まで張り渡してあるハンドルの付近に付いていなくてはならない。ランナーの外側エッジからバンパーの外側エッジまでの最小距離は3.5cmである(リアランナーのサスペンションの近くで測定して)。リアバンパーに沿い、そりの中央に向かって全体の寸法は、フロントバンパーまで直線的にふくらんでいる。フロントバンパーより突出しのてはいけない。リアバンパーの最小長さは8cmである。
すべてのバンパーは円形状のスチールでなくてはいけない。最小半径は12mmである。後部のバンパーは、ベースプレートから最小で2cm張り出していなくてはいけない。バンパーにはテーピングやカバーをしてはいけない。

3.6. プッシュ装置

スタートや滑走の補助となるような機械装置の類は禁じられている。

3.7. 流線形構造とスポイラー

 流線形構造とスポイラーは禁じられている。ベースプレートは、カバーしてはいけない。
表面補強用パッドはサポーティングボディーとそりの前部間に水平になっていて、平らでなくてはいけない。表面サポートの幅は、ランナー間の距離までよい。中空になったり、ふくらんだりしていてはいけない。
ベースプレートの上部エッジは、そりの側面からみたとき水平になっていて、そりの上前部を超えていてはいけない。

3.8. 電気関係

電子的、電気的及び電波的な部品を公式練習中あるいは競技中のスケルトンあるいは選手に用いることは禁止されている。

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最終更新日: 2005/05/23